数年経ってようやく完成

時は2012年の夏になる前のこと(だったと思います)

とある記事を見て「おおっ!これは凄い。自分も作ってみたい」と思ったPCがありました。

それが以下の記事で、PCエンジンDUO-Rの筐体にマザボやHDD等のPCパーツを組み込んだPC。


改造PC第3弾!! DUO-R PC

PCエンジン筐体の改造PCがデモ開始


この見事なまでの完成度。おまけに地デジ録画もできるという高機能。

このツクモ店員さんはセガサターンドリキャスの改造PCも作ったそうで完成度が高いのも頷けます。


「ここまで高機能ではなくていいから自分も作ろう!」と思って色々集めたのが2012年の8~9月頃。

当時の記事(http://d.hatena.ne.jp/suna_typeb/20121006)に色々とパーツを紹介しています。

当初こちらを使って作ろうと思っていましたが、実際に使ったのはSATA変換ケーブルとACアダプター、

DVDコンボドライブだけです。

なんで使わなかったのかは、完成したPCを紹介しつつ…



*2017年10月にPS2 PCも作成しました>http://d.hatena.ne.jp/suna_typeb/20171004




こちらが完成したPCエンジンDUO-R筐体を利用したPCです。構想から約4年。やっと完成しました。

なるべく外観を損なわないよう削りすぎず、穴開けすぎず加工しました。



元の本体はこんな感じ。かなり変色していました。

なので、すべての加工終了後に白スプレーで塗装しました。

DUO-Rは2台持っているので、CDピックアップが壊れていた1台を使いました。



塗装してしまうと「PC Engine DUO-R」のロゴが消えてしまいましたが、

プリンタで作れるデカールシートを使ってPhotoShopでスキャン加工したロゴを作成し、

本体上部左上に貼りつけました。本来DUO-RはNECロゴの上に位置していますが、DUO-RXと同じ位置に変更しています。

前面右側のAMDロゴやDVDロゴ、ディスクふたを開けた中にあるASRockロゴとVISIONロゴも同じく作成しました。

思ったよりも綺麗に貼れたのでよかったと思います。



DUO-Rということで、ちゃんと光学ドライブも付いています。

DVDコンボドライブでCD書き込みOK。もちろんDVDも視聴可能です。

このDVDドライブは実は2台目で、1台目はテスト稼働させた時にフラットケーブルを破損させてしまい、

もう1台を友人に買ってきてもらってそれを取り付けました。

このドライブは2012年の夏コミの時に東京で買ったジャンク品で、友人には同じお店で買ってきてもらいました。

運良く在庫残っててラッキーだと思います。同じドライブじゃないといけないのは、既にケース加工済みだったから。

ドライブを違うやつにしたら加工した部分と合わないので、計画が終了していまいます。

まぁ、なんとかできないこともないんですが、それだと色々と手を加えないといけませんし、

見た目もいびつになってしまっていたでしょうしね。


2012年9月ぐらいから作り始めて2016年2月までかかったのは、単に手を付けていなかっただけ、

というのが1番の理由ですが、最初の数ヶ月はDVDドライブが手元になかったから、という理由です。

あ、DVDドライブは2012年の冬コミの時に受け取りましたよ。



本体上部や前面は殆ど加工していませんが、背面はガッツリ加工しました。

まぁこれは仕方がないです。そもそもケースの高さが足りません。

マザボ基板は多少はみ出していますが、そうしないと中のパーツが本体上部ケースに当たってしまいます。


このI/Oパネルは、マザボ付属のI/Oパネルをスキャンして普通紙に印刷、それを半透明の塩ビ板にトレスし、

カッターやドリルなどで穴あけ加工しました。ちょっと傷が付いてたり加工が荒いですがご愛嬌。

カッター傷は塗装したら見えなくなるんですが、半透明だと中のCPUファンの青色LEDが見えて良い感じなので。

*起動直後、ファンから異音がするので元々付いていたファンに戻しました。


HDMI端子の上についてる黒いポッチはリセットボタンです。



底面はこんな感じです。排熱用に60mmのファンを取り付けてあります。

白いアクリル板は補強用として付けています。あまり効果なさそう…

そしてマザボはこれぐらいはみ出ています。





内部と使用パーツの紹介です。あとマザボなどを取り付ける前のケース底面部。

狭い場所に色々詰め込んでいるのでどうしてもごちゃごちゃしてしまいます。

なるべく綺麗にまとめようと思ったのですが、設計上仕方ないですな。

テープ止めしている所もありますが、フラットケーブル固定はこれが1番しっくりきました。



使用パーツは…

ASRock E350M1/USB3(E-350 APUオンボード)

PQI DDR3-1600 4GB

MARSHAL MAL2200SA-T54(200GB SATA)

TEAC DW-224S(DVDコンボドライブ)

DC-ATX-160W 24PIN(超小型ATX電源)

70mm DCファン(AMD純正CPUクーラーに付いてた物を使用)

USBポート(拡張スロット用を加工して使用)

マルチカードリーダ(ダイソーで買った物を加工)

HDD LED、電源スイッチ、リセットスイッチ(AntecのNine Hudredの物を流用)

その他ネねじ類、コネクタ、ファンガード等



最初の方で紹介した2012年に買ったマザボと違っていますが、こちらのマザボは最近買いました。

というのも、前々から新しいMINI-ITXマザボにしようとたまにチェックしていました。

最初に買った同じASRockのPV530-ITXというマザボは、超めずらしいVIAのマザボ

コミケの時にツクモで買った物で、2980円とかなり安かったので思わず買ってしまいましたが、

出力がD-Sub15ピンしかないのがちょっと引っかかっていました。

「非力でもとりあえず完成すればいいかな」と当初思っていましたが、HDMI出力と多少パワーがあった方が…

ということで、このE350M1/USB3を買ったのです。とあるネタのためにも。


そのネタというのは、このマザボチップセット開発コード名が「Hudson」だから

PCエンジンのメインチップセットはハドソンが作っており、まさに打ってつけのマザボです!

「これがやりたかっただけだろ!」ではなく、どっちかっていうとこのネタは後から気づきましたw

重要なのはヒートシンクとAPUの位置で、PV530だとDVDドライブ底面やフラットケーブルとスレスレ。

このE350M1ですら5mm以下です。この位置決めにもかなり試行錯誤しました。

マザボを後ろ側に1cm以上はみ出したのもDVDドライブと当たらないように、という理由です。

DUO-Rは、前面になだらかに傾斜しており、マザボの位置が前の方になると内部スペースが少なくなります。

また、ATX電源コネクタに取り付けた超小型電源も当たってしまいます。

総合的にこのマザボが適切だったってことですね。


ちなみに、作ってる途中テスト段階でマザボが壊れたと思って別のMINI-ITXマザボを買ってしまいました。

この件はまた別の機会にでも…


Fusion APU E-350とマザボについては以下を参照

http://www.asrock.com/mb/AMD/E350M1USB3/index.jp.asp

http://www.4gamer.net/games/101/G010100/20110123001/





超小型電源と上から見た図。

こちらも後から購入した物で、当初はabeeの電源を使う予定でした。

abeeの電源はATX電源の位置にも固定できるやつで、今回使用するにあたってATXアタッチメントは取り外し、

基板のみをDUO-R筐体ケース下部分に固定し、上ケースに取り付けたACアダプタのコネクタと接続…の予定でした。

が、仮組していざ電源をポチ!…電源は入ってファンは回るけどPOST画面が出ない!

おかしいと思ってPV530-ITXに繋いでも同じ状態。ACアダプタの容量不足かなぁ…と思いつつ、

460WのATX電源に繋いだら…ちゃんと起動しました。仮に繋いでいた20GBのHDDにOS入れる所まで問題なく。

マザボが壊れていない事が分かったので、新しい電源を買うことに。

似たような物が玄人志向から出ていたのでそれを買う予定でしたが、

ひょんなことからこの超小型電源を見つけたのでポチっと。

ACアダプタは84W MAXなので容量不足はあり得ない(上がっても60W以下だそうなので)が、

もしこれで動かなかったらやはりクロシコのを買わないと…と思いつつ仮組して電源ポチ。

ファンが回りしばらくしたら…画面にE350M1/USB3のロゴが!!

ほっとしました。これでようやく終わりが見えました。加工がほぼ終わっていましたからね。


しかし、この件は意外な方向に進むのでありました。

先にもあった件とも絡んでいるのでこちらも一緒に後日…



abeeのACアダプタが使用可能というのがわかったので、アダプタのメス端子を固定。

ちょっと変わった4ピンの端子ですが、出ている配線は2本(とアースのような線)です。

端子の下の黒いのは電源スイッチです。



PCエンジンのコントローラーを挿す部分にはUSBタイプAコネクタを2つ縦に並べて配置。

やたらキツイコネクタだったのですが、バネ部分を広げたら多少マシになりました。

でも使うことはなさそうです。背面に6つ(内2つはUSB3.0)ありますしね。


Hu-CARDを入れる場所にはマルチカードリーダを取り付け。

メモリースティックMicroSDも使える100円とは思えない製品ですが、今回はSDカードスロット側のみを使用。


DUO-Rのメイン電源スイッチもちゃんと稼働します。

このスイッチは言わば主電源で、ATX電源ユニットについてるスイッチと同じ役割ですね。

このスイッチを入れないと背面の電源スイッチを押しても電源入りません。



DVDを再生してみましたが、CPU使用率は20%程度でした。カクついたりしません。

再生時のDVDドライブの回転音は気にならない大きさですが、フル回転だとブーーンって音でかいです。


*画像クリックで大きい画像


HD動画とDVDを同時に再生してもCPU使用率は大体4~50%ぐらいでした。たまに80%近くまでいきますが。

このアイマス動画はあまりビットレートが高くない(最高4.5Mbps程度)ですが、

フレームレートが60fpsなのでそれなりに負荷はかかっているはずです。

内蔵GPURADEON HD6310の再生支援が効いていると思います。




Windowsエクスペリエンスインデックスと3DMARK 11の結果。

ゲーム用グラフィックスはまぁまぁ良いですが、3DMARK 11はガタガタ過ぎてダメダメでした。


FF11は解像度1600×900ウインドウモードで、画質設定等はパフォーマンス(低画質)寄りでやってみましたが、

それでもややもっさりしていました。FF11は大体MAX30fpsのフレームレートですが、

このPCでは15~20fpsぐらいしか出ていないようです。CPU使用率は50%以上。

解像度下げるorフルスクリーンならもうちょい快適になりそう。

今度FF14ベンチやPSO2ベンチなどをやってみます。


艦これはややもっさり。でも普通にできるレベルです。CPU使用率は6~70%と結構高めでしたが。

ブラウザゲームなら大体普通にできそうですが、3Dゲームは画質や解像度を下げないと厳しい。


数年間のあれこれをぶちまけるかのような久しぶりの長い長い記事になりましたが、

無事完成できて本当によかったと思います。お金は結構かかってしまいましたが…

使ったパーツの価格だけで計算すると約20000円です。元々持ってたメモリとかは除いてます。

使ってはいないけど、DUO-R PC用として購入したパーツを含めると24000円ですね。


今はNUCやスティックPCもあるので、そういうのを使えば背面をザックリ切らなくても作れますが、

単に中に突っ込んで配線してちょっと加工して終わり…ですからね。

まぁ光学ドライブの固定は「ちょっと加工」ってわけにはいきませんが。

それでもMINI-ITXマザボを内蔵するよりかはかなり楽かと思います。

でも面白味が無い自作PCになってしまいそうです。PCエンジンコアグラフィックスとかにならいいかも。


実際にこのPCを作っていたのは、2012年の少しの期間と2015年末~2016年2月までの間だったので、

手を付けてない期間がかなり長かったです。ちょっとずつちょっとずつ…と思ってたのに、

殆ど触らなくなっていってしまいましたからね。


PCエンジンDUO-R筐体を使っての自作PCはもう2度と作らないと思いますが、

MINI-ITXマザボがまだあるので次はPS2(SCPH-50000NB)を使って作ってみようかと。

これも電源が入らない本体があるので、試しに分解してマザボを配置してみましたが、

DUO-Rよりもマザボがはみ出ました。2cm近くはみ出てたかも…うーん。